表現力は、どう養う?

今回は、コンクールにちょと纏わるお話しをしようと思います。
その前に私がレッスンに通っていた時のことを書いておきます。
9歳から大学卒業後数年間まで同じ先生に師事していました。先生は、「歌わせて」とよく言われましたが、具体的なイメージはあまり言われませんでした。私の練習が上手くいっている時は、ピアノに合わせて歌って下さっていました。それから「たくさん音楽を聴きなさい」と言われました。
でも例えば「みんなで遊ぼう」とあったとした時「何して遊ぶ?何人くらい?どこで遊ぶ?」みたいな事は、一切ありません。
ショパンの「華麗なる大円舞曲」を習った時に「(手ん広げて)こんな大きい長いドレスで踊ってる曲」、バッハは「パイプオルガンの音」と言われたことがあるぐらいです。
最近は、ピアノ演奏の具体的イメージを求める先生が多いようですが、私の師事していた先生がそれほどではなかった理由は、私なりの解釈でわかります。演奏者が感じるところを大切に、手助けはしてもそれぞれ感覚が違うから自分で音楽をたくさん聴いて「情報」と「好き」と「必要な要素」を集めるということだと思うのです。
 私が、まだ神戸のカワイの講師だった頃の「カワイこどもコンクール」は、カワイ音楽教室の生徒しか出られないコンクールでした。(今と比べるとかなりのどかなコンクー、ルだと思います)
そのコンクールに出る事になった当時小2か小3のHちゃんに「本をいろいろ読んでみてね」と私は言いました。彼女のお母様にお聞きすると「夜布団に入ったら毎日少しずつ本をよんでいます☺️」と言われました。
Hちゃんは、こどもコンクールこ予選で賞状を頂きました。きっと読書で何か素敵なものを得たのでしょう。

岩曽町音楽教室

基本から楽しく! 宇都宮市岩曽町のピアノ教室です。 生徒さん募集中です。 詳しくは、「教室とお月謝、生徒さん募集について」をご覧下さい ★Instagram更新中です。  生徒さんの演奏動画も掲載しております。