楽譜のリズムを数える
楽譜のリズムを数えられるようになるために
幼児の生徒さんのソルフェージュ導入期に
下の画像のカードを使っています。
このカードは、特に2拍以上の音符の長さを覚えていくのに役にたちます。
小学校に上がった生徒さん、ピアノレッスンを始めた時が小学生の生徒さんには、こちらのカードを使います。(小学校に上がった生徒さんには、良いタイミングでお渡しします)
このカードの一面には、音符。
もう一面には、名称や長さ、数え方などを書いています。
このカードを使う前から名称以外は、レッスンで伝えています。
このカードで名称、長さ、数え方をしっかり結びつけていきたいのです。
レッスンで使いますし、お家でも見て覚える、わからなくなったらカードを見る事がポイントです。
レッスンでは、幼児期から下の3枚の画像のような説明をしています。
まだ算数は、わからなくても感覚的に覚えたので大丈夫です。
下の画像の様に『カードの入れ替え』も
よくやっています。
そうすると下の楽譜のリズムも
取れます(幼児期は、感覚的に取れたので大丈夫です)
…呉暁先生の教本より
小学生以上の生徒さんで
少しずつ難しい曲を弾くようになった生徒さんには、(どの長さの音符から書くかは、その時々違いますので一例として)下の様な表を書いて説明します。
1番上の四分音符は、1番下の32分音符8個と同じ長さだという事がわかります。
上の表の他には、「線で長さをあらわす」
「円を分割して表す」「積み木を使う」
「オルガンの音などを出す」などいろんなやり方でやっています。
音符と音符の関係性を覚えてしまえば
あとは、計算していきます。
お家で譜読みする時は、時間がかかることもあります。
楽譜に鉛筆で薄く書き込んだり
計算用紙に書いたり
私は、そうやって数えていました。
下の楽譜は、子供さんに人気があるブルグミュラー「アラベスク」です。
このリズムは、比較的簡単だと思います。
こちらは、チェルニー30番の中の曲です。
一瞬「何、これ❓」みたいなリズムです。
時間をかけて考えればだいたいわかる様になれます。(こちらについては、次のブログで書く予定です)
子供の頃は、レッスンでよく
「お勘定しなさい(数えなさい)」と言われました。大事なことです。
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